基本コードをまとめて感想

ギターのコードフォームで僕が基本だと思うものをまとめてみた。
通常のギター伴奏に必要なコードフォームはこれで十分だと思う。
いやむしろこれでも多すぎる方だ。
考察の行きがかり上、Closed Voicingのフォームも図形化したが押さえるのが難しく大抵のギタリストには必要ないものだ。
再度、「初心者の人に必要な最低限のコード」というタイトルでまとめなおさなくてはいけないと思うが、ギター演奏を追求したい人々には今回示した基本フォームはおさえておいてほしいと思う。

実際の音楽で使われるコードのほとんどはメジャー セブンス、マイナー セブンス、ドミナント セブンスの3つ、もしくはそれを簡略化したトライアドだ。
ポピュラー音楽の伴奏ならこの3種類だけでも十分だろう。
あとはその都度オンコードなどに対処してゆけば良い。

ジャズやマイナー キーの楽曲があるとマイナー セブンス フラット ファイブが見受けられるようになる。
最近のジャズの影響を受けたポップスでは頻繁にみられるようになったこともあるのでデフォルトのコードと考えるようにしたほうが良い。

ディミニッシュ セブンスは半音階のコード進行やセカンダリー ドミナントのバリエーションとして現れるがアドバンスなものとして良いだろう。
Tonalityの薄いコードでAvailable Note Scaleも考察が必要な和音ということでは使用法が難しい。
ディミニッシュの響きについては作曲やモードの観点からもっと深く研究しなくてはいけないと思う。

今後テンション コードについて言及してゆくことになるが、テンションはあくまでも「基本コードにNon Chord Toneを付加したバリエーション」でしかない。
トップノートや内声にどのようなスケールの音を取り込んでも変化するのは風合いだから実はさほど難しい分野ではない。
そもそも「Tension Chord」というPoint of Viewでとらえるより「基本コード + Available Note Scale」でとらえたほうが自由につかえるし、Improvisationへの転用できて効率よい。
この辺もいずれ切り口を変えて考察してみたいが、今はまずバークリー音楽理論に準拠してまとめておこうと思う。

音楽が進化した現代においてバークリー音楽理論では辻褄が合わない現象が多々あらわれている。
音楽理論そのものをCritical Thinkingし、新しい楽理の構築に音楽家は取り組むべきだと強く感じる。


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